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認知症の理解促進のためのVRコンテンツ:コンセント(2019.3.7)

 コンセントは、所属する全天球映像作家・渡邊課が朝日新聞と朝日新社が取り組む認知症フレンドリープロジェクトの一環として認知症の理解促進のためのVRコンテンツを開発・制作したと発表しました。
 制作したVRでわかる認知症基礎講座コンテンツは、認知症の症状や当事者の行動・心境についての認知向上・理解促進を目的にしたもので、認知症当事者やその家族、認知症の専門家などにヒアリングを行い、医師の監修のもと、認知症当事者が見ている世界を日常的な風景で再現しています。
 距離感や方向感覚がつかめなくなる症状では、階段を降りたくても踏み出す足の距離感がつかめずに足探りをする様子を再現し、幻視では部屋の中を女の子が歩き回り、思わず目で追ったり話かけようとする様子を再現することで、認知症の症状を擬似的に体験して理解・共感できるようにされています。