神戸大学医学部客員教授 寺尾啓二監修
認知症を予防するための情報ポータルサイト

　東京都は、認知症の早期治療の支援のために区市町村に補助を行い、原則７０歳以上の都民は無料で簡易認知機能検査を受けられるようにすると発表しました。２０１９年度予算案に経費として１億４０００万円が盛り込まれます。
　認知症への理解を促す冊子「知って安心認知症」を高齢世帯に郵送するとともに、イベント会場などで配り、２０２０年度までに都内全域での簡易認知機能検査の実施を目指します。冊子にあるチェックリストを使った自己診断で一定の点数以上になると、指定された医療機関で無料の個別検診を受けることができます。当初は４区市町村で実施され、２万人の受診が見込まれています。