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認知症早期発見に向けたMRIシステムを開発:北海道大学(2019.1.16)

 北海道大学は、日立製作所とともに、MRIシステムを用いたQSM(鉄濃度定量の分布を解析する手法)とVBM(脳の萎縮の程度を客観的に評価する手法)に必要な撮像時間の短縮、QSMの解析精度の向上、QSMとVBMのハイブリッド解析によるアルツハイマー型認知症の早期診断や診断精度の向上を目的とした研究開発をしていることを発表しました。
 この研究は日本医療研究開発機構から『未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業「QSMとVBMのハイブリッド撮像・解析による認知症の早期診断MRI」』を受託したもので、アルツハイマー型認知症では脳の特定領域の萎縮を評価するVBMに一定の有用性があると報告されています。