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要介護認定を受けた高齢者の特徴:大阪市立大学(2018.12.18)

 大阪市立大学福祉局ビッグデータ解析プロジェクトチームは、大阪市福祉局から依頼を受け、介護保険ビッグデータ分析を行い、分析結果を取りまとめて発表しました。研究に使用したのは2007年度から2016年度までの大阪市要介護認定情報に関するデータ。この期間の新規要介護認定を受けた高齢者19万6140人の認定時の特徴を独居/非独居、年齢・性別、介護保険段階、介護サービス利用状況、認知機能、生活機能、施設入所の有無などのデータ項目を解析。特に高齢者の独居が認知機能・生活機能の低下やリスクへの影響が分析されました。
 男性の独居高齢者は女性の独居高齢者に比べて、年齢が若い特徴がみられました。また、独居高齢者であることは認知機能や生活機能の維持と関連しており、認知機能・生活機能を維持しているため、独居を継続している可能性や独居者は機能低下の前に生活上のニーズから要介護認定を受けている可能性が考えられるとしています。