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とっとり方式認知症予防プログラム:鳥取県(2019.2.16)

 鳥取県は、鳥取大学、鳥取県伯耆町とともに取り組んできた認知症予防プログラム(とっとり方式)の実施結果報告会を鳥取県米子市で開いたと発表しました。この認知症予防プログラムは、県内の医療関係者やリハビリの専門家などの意見を取り入れた鳥取県独自の方式で、運動、指先を使う知的活動、座学を合わせて実施する特徴があります。
 実証実験では伯耆町の高齢者136人を対象に、6か月間にわたって毎週1回、2時間の予防プログラムを継続してもらい、何もしていないグループと比較したところ、認知機能の改善がみられたほか、筋力や柔軟性などの運動機能も向上したことがわかりました。鳥取県では認知症予防プログラムをDVDにまとめて配布し、新年度から県内の全自治体で実践していくこととしています。