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運動不足で認知症のリスクが高まる:WHO発表(2018.9.11)

WHO(世界保健機関)は2018年9月5日に、世界の成人(18歳以上)の4人に1人に当たる14億人以上が運動不足で、そのために心臓疾患、がん、糖尿病、認知症などになるリスクが高いと発表しました。イギリスの医学誌「ランセット・パブリック・ヘルス」に発表された研究結果によると、168か国の約190万人の成人が対象で、全体の28%(男性23%、女性32%)が、1週間で150分以上の軽い運動、もしくは75分以上の激しい運動をしていない運動不足でした。日本では36%(男性34%、女性37%)となっていました。
 運動不足を解消して、認知症をはじめとする疾病リスクを低下させるために、WHOでは1週間で150分以上の軽い有酸素運動(ウォーキング、軽いサイクリング)、もしくは75分以上の激しい有酸素運動(ジョギング、ランニング、エアロビクス)を推奨しています。また、主要筋肉すべてを動かす筋肉トレーニングを週に2日か、それ以上行うことも推奨しています。