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血中マイクロRNAを用いた認知症発症リスク予測モデルの構築:国立長寿医療研究センター(2019.3.3)

 国立長寿医療研究センターのメディカルゲノムセンターを中心とした研究チームは、血液マイクロRNAの網羅的な発言情報をもとに認知症発症のリスク予測モデルを構築したと発表しました。
 研究チームは5000例近くのマイクロRNA発現データを蓄積してデータ解析をしていますが、その中で患者群の絞り込みを行い、認知機能正常高齢者と合わせて1569人のマイクロRNAプロファイルデータから、アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認知症の三大認知症を一度の検査で判別できるモデルを構築しました。
 機械学習によって実装された予測モデルは、アルツハイマー病前段階の軽度認知障害32例について、半年後の認知症への移行、移行なしを高精度に予測することができました。