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歯周病の早期発見の共同研究を開始:東北大学(2019.3.1)

 東北大学はNTTドコモとともに、生活習慣病や歯の喪失を引き起こす歯周病を早期発見できる社会を目指して、歯周病発見AIの共同研究を4月1日から開始すると発表しました。歯周病は20歳代で約61%、40歳代で約71%、60歳代で約75%に所見が見られますが、歯周病検診の受診率は全国で4.3%と低く、重症化してから歯科医師にかかることも少なくありません。
 この課題解決のために東北大学の口腔疾患に関する診断実績とドコモのAI技術を合わせて、スマートフォンで歯茎を撮影するだけで歯周病を発見できるAIを開発し、歯茎の色情報や歯周病独特の形状を解析して、歯周病リスクを判定するものです。2022年度には歯周病のほかに顎関節症や口腔がんなどの口腔疾患の発見も可能にするとしています。