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嗅覚検査で認知症予防:つくば市(2019.2.26)

 茨城県つくば市は、簡易嗅覚検査装置のモニター試験を実施したと発表しました。これは平成30年度つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業として採択されたペンギンシステムの簡易嗅覚検査装置を用いたもので、健康診断時に嗅覚も検査することで認知症を早めに察知する目的で実施されるものです。
 簡易嗅覚検査装置は産業技術総合研究所との共同研究によって開発されたもので、匂いの提示から排気までを1台にまとめたもので、検査時間の削減・小規模スペースでの検査を可能にしました。アルツハイマー病やパーキンソン病の早期の段階で嗅覚能力の低下が数多く報告され、嗅覚異常の早期発見が認知症などの脳異常の早期発見につながると言われています。