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いけばな療法で認知症ケア:日本いけばな療法学会(2019.2.20)

 日本いけばな療法学会は、花による五感の刺激によって認知症ケアを行うことを目的として、実践者、華道、医療関係者が連携して同志社大学烏丸キャンパスの設立総会が開かれたと発表しました。
 いけばな療法は華道本能寺家元華務職で、同志社大学大学院で心理学を研究した浜崎英子さん(学会副理事長)が提唱する華道と心理学を融合したプログラムで、10年間で認知症の高齢者などが3万人以上体験しています。2017年の国際アルツハイマー病協会国際会議で成果が発表されています。
 理事長は同志社大学大学院総合政策科学研究科の新川達郎教授、副理事長は日本血管内治療学会の岡田昌義理事長(前神戸大学医学部教授)。
 花を生けることで得られる安心感や達成感の医学的な効果の研究を進め、実践者を増やすための制度の充実、華道人口の増加につなげていくといいます。