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複数の精神疾患における記憶力を共通のモデルで予測することに成功:京都大学(2019.1.13)

 京都大学の研究グループは、国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所が開発した個人の作業記憶力を予測する機械学習アルゴリズムを用いて、統合失調症などの精神疾患患者が安静にしているときの脳活動から作業記憶力を予測しました。
 この研究の結果、統合失調症患者の作業記憶力低下の個人差、4つの精神疾患間の作業記憶力低下の集団差を予測することができました。この結果、健常者における脳領域間のつながり方と作業記憶力の対応関係は、複数の精神疾患患者における対応関係にも共通していることを示しています。