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認知機能障害者の就労支援ゲームソフト開発:東京工科大学(2019.1.10)

 東京工科大学コンピュータサイエンス学部の研究チームは、統合失調症などの認知機能障害者の就労支援などを目的としたリハビリテーション用ゲームソフトウェア「jcores」の改訂版を開発したと発表しました。2019年4月より病院施設などで運用開始する予定です。「jcores」は研究チームが帝京大学医学部と共同開発した日本初の認知機能リハビリテーション専用のゲームソフトで、デイケア施設や大学病院での臨床現場で運用されています。
 統合失調症は注意や記憶などの認知機能の障害によって日常生活や就業がうまくいかなくなることが知られていますが、このゲームソフトによるトレーニングで改善される効果が報告されています。改訂版ではPC版(Windows)に加えて、タブレット端末(iOS、Andoroid)に対応しており、高齢者向けにタッチパネルの操作性も向上させています。