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認知症の行方不明のアンケート:認知症の人と家族の会(2019.1.6)

 認知症の人と家族の会は、認知症の行方不明について家族などの介護者を対象にアンケートを実施して、行方不明を複数回経験した人が8割近くとなり、行方不明が始まった時期は要介護1と未認定が6割近くを占めたことを発表しました。要介護度が比較的低い人には公的な支援が十分でないことから家族が再発防止に苦心している実態が浮き彫りになりました。
 アンケートは2018年の1〜2月に全国47支部を通じて在宅で認知症の介護をしている人で外出時のリスクを経験したことがある940人のうち549人から回答が得られました。最初に行方不明になった時期は、要介護認定を受けていないときが30%、要介護1が27%、要介護2が28%。行方不明の回数は2回以上が78%で、2回が21%、3回が15%、4回が8%、5回以上が33%。行方不明を繰り返した期間は2年が27%と最も多く、1年が19%、3年が18%、5年が11%。最長は15年でした。