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高濃度水素水が血管の老化を防ぐ:東京都健康長寿医療センター研究所(2018.12.2)

 東京都健康長寿医療センター研究所の研究グループは、東洋大学、日本医科大学と分子状水素の医療効果の研究によって、高濃度水素水の継続的な飲用が血管老化を予防することを発表しました。
 血管の内側の血管内皮細胞の老化が動脈硬化症の要因で、脳梗塞や心疾患などの血管の病気が引き起こされるもので、機能低下した血管内皮に浸潤したマクロファージが酸化LDLを大量に取り込んで肥大化して血管壁にアテローム(粥腫)を形成することで動脈硬化病変か形成されることが知られています。アテローム性動脈硬化症モデルハウスを用いて、高濃度水素水を飲用させたところ、高脂肪食による細胞老化が抑制され、血管内皮へのマクロファージの浸潤が抑制され、血管の炎症物質の発現も抑制されていました。