認知症予防の最新ニュースとイベント情報

行方不明の認知症高齢者をスマホで捜索試験:兵庫県加西市(2018.11.5)

 兵庫県加西市は11月4日に、行方不明の認知症高齢者の早期発見に向けて、スマートフォンを使った地域ぐるみの捜索試験を行いました。市中心部の北条地区で住民約100人がスマートフォンに専用アプリを入れて移動型検知器として、近距離無線通信ブルートゥースの小型発信機を着けた行方不明役の高齢者や子供が半径30メートル内に入ると検知して、位置情報が本部のスマートフォンやパソコンに送られるもので、来年度中の実用化を目指しています。
 実験は地元の北条小学校区の約133平方メートル(甲子園球場約35個分)で、5グループがエリアごとに分かれて、制限時間2時間ほどで探しました。個人情報を探索者に知らせずに済むことから、開発と普及が待たれていました。