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認知症による高速道路逆走を検知:住友電工システムソリューション(2018.10.30)

 住友電工システムソリューションは、認知症などによって高速道路を逆走する自動車を、交通量を調べる既存設備を利用して検知することに成功したと発表しました。高速道路には交通量を計測するためのループ式車両検知器が埋め込まれていて、路面に埋設したループコイルに交流電流を流し、車両の接近による電流の変化をとらえています。
 車両が通過した時に現れる信号パターンを対比させて、車両の通過速度から渋滞の発生を把握していますが、上下逆方向に車両が走ると通常とは異なる信号パターンが現れることを利用して、逆走を検知しています。道路管制センターに逆走検知情報を受信する設備を設けて、平成31年度までに実用化するとしています。