神戸大学医学部客員教授 寺尾啓二監修
認知症を予防するための情報ポータルサイト

　積水化学工業は高齢者向け事業の協業先のアグリマスの認知症対策事業に参画すると発表しました。経済産業省の平成３０年度健康寿命延伸産業創出推進授業としてアグリマスの早期認知症予防コンソーシアムが１０月から開始されますが、初めの実施先はサービス付き高齢者住宅で、自立から要支援の方を対象に約５か月間、運動とコミュニケーションを中心としたプログラムを提供し、定期的に心身の効果測定を行うとしています。
　同社は１００％出資会社のセキスイオアシスを設立し、在宅介護サービスを展開してきましたが、認知症事業の効果が睡眠の質に、どのように影響するのか、日常の睡眠を測定し、生活の質の向上につなげたいとしています。同社は加齢配慮住宅研究所を設立して、高齢化社会における住宅問題の研究を行っています。脳の活性化や機能維持のための重要な４項目として睡眠、運動、コミュニケーション、食事方健康な生活をより長期化させるという考え方を生涯健康脳住宅として住環境研究所の内部組織として生涯健康脳住宅研究所を立ち上げています。