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人型ロボットの活用に向けた実証実験:ユニマットリタイアメント・コミュニティ(2018.10.3)

 ユニマットリタイアメント・コミュニティはソフトバンクロボティクス、ソフトバンクとともに介護施設における人型ロボットPepperの活用に向けた実証実験を同社が運営する6か所の施設で実施すると発表しました。
 言語聴覚士、理学療法士、作業療法士などの監修で開発されたリハビリ用のロボアプリ「まいにちロボリハ」を活用して、Pepperによる名詞や動詞の呼称の発語、ポインティング、上肢トレーニングなどのリハビリ利用者に提供されます。また、Pepperが認知症の方の会話相手となることで、認知症の予防・予知・ケアが可能かの検証を行うほか、介護スタッフによる夜間の定期巡回をPepperが代替・補助できるかの検証も行われます。
 今回の実証実験を通じて、介護施設における人型ロボット活用の効果を検証して、人材不足や見守り業務の効率化などを目指しており、結果を踏まえて同社が運営する全施設(全国約300か所)でPepperの導入を検討するとしています。