認知症の不安調査：日本医師会総合政策研究機構（2018.9.23）
日本医師会総合政策研究機構の坂口一樹主任研究員などが健康への不安を調査し、中高年の４割近くが認知症の不安を感じているとする調査結果を発表しました。調査対象は太陽生命保険株式会社が無作為に抽出した被保険者５０００人（４０〜７０歳代）のうち有効回答を得た１５５７人（男性３３６人、女性１２２１人）。
健康への不安に関する設問では、「体力が衰えてきた」が５０.９％、次いで「認知症になるのが怖い」が３７.６％、「心筋梗塞や脳卒中」が２６.５％、「がん」が２６.１％となっていました。
認知症に関する不安や心配事では、「現在の介護保険制度がどうなるか不安」が８２.９％にのぼりました。政府は認知症対策の国家戦略「新オレンジプラン」を掲げていますが、これを知っているのは５.８％にとどまっていました。
