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フェルラ酸などが軽度認知障害を緩和:ファンケル(2018.9.13)

 株式会社ファンケルは、フェルラ酸とαGPC、イチョウ葉エキス、ビタミンCを含む食品を継続して摂取することで軽度認知障害を有する高齢者の認知機能の緩和と、日常の心理・行動によい影響を与えることを臨床試験で確認し、日本認知症予防学会誌に掲載されました。
 軽度認知障害の65歳以上の68人(男性25人、女性43人)で有効成分を含む食品と有効成分を含まない食品(プラセボ)のいずれかを6か月間摂取した結果、プラセボ群は認知機能の低下指標となるMMSE(神経心理テスト)のスコアがマイナス0.62点と低下したのに対して、フェルラ酸を含む食品群は0.57点上昇していました。特に65歳以上75歳未満の前期高齢者ではプラセボ群がマイナス0.33年と低下したのに対して、フェルラ酸を含む食品群は1.20点上昇し、明確な差が確認されました。